水と環境を科学するウォーター・ジェット・エンジニアリングフジクス株式会社

日本で初めてマンションの排水管洗浄分野に進出

1975年頃、日本住宅公団の団地で雑排水管の詰まり・あふれ事故が多発しました。 この解決に向け、公団八王子研究所で実験・検証を約一年重ね、本格的にウォータージェットによる雑排水管定期洗浄を開始します。 後に、食生活の変化や配管形状の複雑化に伴い、独自の「上向き・振り分け洗浄工法」を開発しました。

管洗浄技術を応用したリフォーム事業展開

事業を行う中で、配管の老朽化問題に直面しました。設備改修の必要性を認識し、メンテナンスを考慮したリフォーム事業へ進出しました。

また同時に、建物劣化も社会問題へ発展し、外壁洗浄・塗装剥離といったウォータージェットの用途拡大を実現します。

超高圧領域（80～250MPa）でのウォータージェット

ウォータージェットは、従来のダイヤモンドカッター等の施工に比べ、切り屑が出ない・摩擦熱を発しない・騒音が少ない という利点があります。 環境面でも有効さがクローズアップされ、コンクリートや鉄材の切断や白線ライン消し等の施工も増えました。

環境と共生の実現に使命を感じて

高圧洗浄は主に、石油化学工場を中心とした「産業用設備」、マンション等の「住建築設備」の保全に利用されてきました。
培ったノウハウを元に、病院・商業施設の除菌洗浄や、打ち水効果のあるミスト噴霧、防犯対策としての落書き洗浄など、一歩進んだ技術開発に取り組みます。
また、2009年より官・学や大手企業とも連携し、消臭剤や噴霧装置、グリストラップ油脂分解など、環境を重視した物を積極的に取り入れています。

衛生市場分野に進出

2003年に起こった香港のSARS感染症を機に、従来用途以外に「衛生」「安全」分野へのウォータージェット活用の模索を始めました。 AQ水（次亜塩素酸水）生成装置の小型化に成功し、施工現場での除菌水活用を可能にした衛生高圧洗浄の開発です。

ウォータージェットで笑顔溢れる社会へ

持続可能な社会を目指し、社員一丸でSDGs推進

ウォータージェットの先駆者として、石油化学・住宅・道路インフラなどのメンテナンスを通して生活環境向上に努めてきました。 新型コロナ流行で世界中が不安定になる中、感染症対策の一助となるべく衛生洗浄技術の追求により更なる社会貢献を図ります。

特に全世界共通目標であるSDGsへ積極的に取り組み、事業を通じてウォータージェットの魅力を広く伝えます。