ビルやマンションで私たちが毎日使う水の通り道は、水道管だけではありません。安心な水を蛇口まで届けるためには、「貯水槽」をキレイに保つことが必要です。
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多くのビル・マンションなどで使用される水道水は、一旦受水槽に溜められ、揚水ポンプによって屋上の高置水槽に引き揚げられてから利用者のもとに給水されます。この仕組みは「貯水槽水道」と呼ばれています。
受水槽の手前までは水道事業者の責任で管理されますが、受水槽に入ってから先の貯水槽水道の管理は、設置者の責任により行われます。
改正水道法の施行により、平成14年(2002年)4月から、全ての貯水槽に年1回以上の清掃と水質検査が義務付けられました。これにより、今まで責任が明らかでなかった小規模貯水槽の管理についても規定が設けられ、貯水槽の適正な管理と水質の維持が徹底して求められるようになりました。
小規模貯水槽 | 簡易専用水道 |
平成14年4月より | 従来より年1回以上の清掃・水質検査 |
年1回以上の清掃・水質検査 |
当社では、清掃・点検から補修・修理・改修工事まで、一貫して承ります。
お気軽にご相談下さい。
① 受水槽・高置水槽ふた(マンホール)
パッキンや鍵などが破損すると、外部から雨や害虫、空気中のごみや細菌が進入する恐れがあります。
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② 受水槽・高置水槽壁面
塗装が劣化すると紫外線が水槽内に進入し、飲み水であるにもかかわらず藻が発生する可能性があります。この他ひび割れによる水漏れ等にも注意が必要です。
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③ 定水位弁
受水槽内に給水される水量を調節する役割があります。ボールタップの破損・配管の錆びなどにより正常に機能せず、受水槽内の水が不足するか受水槽から水が溢れる、もしくは水圧により騒音がする場合があります。
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④ 電極棒
受水槽・高置水槽の内部に取り付けられ、水位が正しく保たれているかチェックする役割があります。劣化・破損した場合、定水位弁の異常を検知できなかったり、揚水ポンプが適切に作動しなかったりする恐れがあります。
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その他こんなところも・・・・
地下式受水槽に設置される換気扇です。
ボロボロになった換気扇(右)は、新しく取り替えます。
年式が古く、ブレーカーが1箇所しか付いていない制御盤です。
1つのポンプで過電流になるとすべてのポンプが停止し、給水機能がストップします。
この物件では、各ポンプにブレーカーを取り付けることを提案致しました。