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飼料・ペットフード成分分析

飼料・ペットフード成分分析

飼料成分分析は、主に飼料・ペットフード・エコフィード等の主要5成分を分析しております。

水分・粗たん白質・粗脂肪・粗繊維・粗灰分+可溶性無窒素物・エネルギーの他、カルシウム・リン・pH・塩分の分析を承っております。

スタンダードな飼料以外にも、廃菌床・動物の骨・天然ゴム中のたん白質・食品残渣・汚泥等に含まれる栄養成分の分析実績もございます。お気軽にお問い合わせください。

※現在繁忙期のため、納期は7営業日以上となります。


2023年1月13日より、HPLCによる
 糖分析ビタミン分析 の受注を開始しました!

分析項目・料金一覧
ご依頼・お問い合わせ

飼料の一般栄養成分とは

水分・粗たん白質・粗脂肪・粗繊維・粗灰分・可溶性無窒素物のことを指します。

主要五成分 水分 水分・揮発性物質
粗たん白質 純たん白質・アミノ酸・非蛋白態窒素
粗脂肪 脂肪・複合脂質・ステロール類・脂肪酸・脂溶性色素
粗繊維 セルロース・難溶性リグニンなど
粗灰分 純灰分・土砂・有機物残渣
可溶性無窒素物 糖・デンプン・ヘミセルロース・ペクチン・易溶性リグニン・有機酸・タンニン・水溶性色素など

水分 Moisture

加熱減量法

分析飼料2~5gを正確に量ってアリミニウム製ひょう量皿(あらかじめ乾燥して重さを正確に量っておいたもの)に入れ、 135℃±2℃で2時間乾燥し、デシケーター中で放冷後、重さを正確に量り、水分量を算出します。

粗たん白質 Crude Protein

ケルダール法

分析飼料1g前後を正確に量り、半自動分析機を用いてケルダール処理を行い、滴定により飼料中の窒素(N)量を定量します。この窒素(N)量から、粗たん白質係数6.25を乗じて粗たん白質量を算出します。
 粗たん白質係数とは、通常たん白質の窒素含量が約16%(1/6.25)である為に、窒素(N)量×6.25=粗たん白質量に換算します。しかし食品や飼料の種類によっては、たん白質を構成するアミノ酸の種類が異なるために、より正確な 粗たん白質量を求めるには夫々の「窒素―たん白質換算係数」で求めることになります。
混合又は配合飼料(食品)の場合や検体が不明の場合には6.25を乗じて求めますが、上記換算を行わない場合には、粗たん白量が高めになる事が予測できるので、分析開始前に検体の主原料をお尋ねし、係数変更をする場合があります。

粗脂肪 Crude Fat, Ether Extract

ジエチルエーテル抽出法

分析飼料2g前後を正確に量って円筒ろ紙に入れ、ジエチルエーテルによりアルミカップに抽出した後、そのアルミカップを乾燥、放冷後、重さを量り粗脂肪量を算出します。

粗繊維 Crude Fiber

ろ過法

分析飼料2g前後を正確に量ってガラスルツボに入れ、酸及びアリカリにて煮沸した後熱水で洗浄し、乾燥放冷後、重量を測定します。次いで550℃のマッフルにて加熱灰化して乾燥、放冷後、重さを量り粗繊維量を算出します。

粗灰分 Crude Ash

直接灰化法

分析飼料2g前後を正確に量ってるつぼに入れ、穏やかに加熱して炭化させた後、550~600℃で2時間加熱して灰化し、デシケーター中で放冷後、重さを正確に量って飼料中の粗灰分量を算出します。

可溶性無窒素物 NFE

差し引き法

飼料全体から、水分、粗たん白質、粗脂肪、粗繊維、粗灰分の5成分の含量(%)を差し引いた残りを計算により求め、可溶無窒素物 NFE(%)として算出します。NFEの主要な成分は「でん粉、糖類等の可溶性炭水化物の他に、有機酸、リグニン等」が含まれており、動物に対するエネルギー補給源として大事な栄養源であるとされています。

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